「一緒に働いてくれる仲間(社員)を募集しています」
とはいえ、
葬祭業と聞くと「事が事だけに大変そう」「時間が不規則」「専門的で難しそう」「気を使って疲れそう」など、どうしてもマイナス的な印象が意識され、なかなかこの業界には飛び込みづらいと思います。
確かに、そのマイナス的な印象はほぼ正解です。でもそれが本当にマイナスかどうかはとらえ方かもしれません。
また解決、改善できること、思ったほどでも、ということも多くあります。
「事が事だけに大変そう」
「生きているものは必ず死を迎える」と言いますが、「死」はこの上ない一大事です。
ご家族、ご近親者にとっては深い悲しみ、絶望の淵に突き落とされる事態です。
そのような状況の中で、ご家族に寄り添い、サポートしていく仕事はやはり簡単ではありません。
簡単ではないからこそ、専門的な知識、経験を持ち、悲しみに寄り添える気持ちをもった葬祭の専門家が必要となります。
でもひとりで進めていくわけではありません。チームとして動きます。
ともに働く仲間は葬祭の知識に優れている人、多くの現場に接し多くの経験を有する人、地域や地域の人に通じている人などの集団です。
まわりの仲間とチームとして協力していけば、きっとご遺族の力になれます。
「時間が不規則」
葬儀は発生(死)から施行(葬儀)まで時間的な余裕があまりありません。
日々の仕事の中では常に緊急に備えて準備を行いますが、休みの予定だったのに出勤になった、なんてことは日常的にあります。
葬儀の準備、お通夜などで通常の勤務時間より遅くなったりすることもあります。
職業柄、どうしても不規則にはなりがちですが、休養、プライベートの充実なくしては良い仕事もできません。
勤務体制等の労働環境は会社の責任で整えていかなければなりません。
社員の増員は労働体制の整備、改善にも大きく関わります。
しっかりと家庭等のプライベートを充実させ、必要な休養をとれるように、当社は働く人の物心両面の充実のために、今後も努力していきます。
「専門的で難しそう」
葬祭業は一般的な職業に比べると専門性が際立つ特殊な職業です。
前述のように、限られた時間の中で、ご遺族の気持ちを丁寧に伺い、亡くなられた方への想いを形にしていきます。
葬儀という儀式は決まりごとのように感じますが、決まりきった別れの形はありません。
持っている知識、技術、経験そして人間性をフルに発揮し、ご家族の気持ちをくみ取り、後悔のない最後の別れを実現します。
段階を経ていけば葬祭のプロとして専門的な知見が必要になってきますが、どの世界も初めからの専門家は存在しません。
葬祭ディレクター等の専門資格の取得支援等、その専門性の習得までしっかりサポートをします。
今後は事前相談員、ファイナンシャルプランナー等の葬儀前後を含めたトータルサポートができる体制も考えています。
チームの協力も得ながら、自身もプロとして自立できるよう会社として支援していきます。
「気を使って疲れそう」
気は使います。むしろ「気遣い」なくしてこの仕事は成り立たないと感じています。
悲しみ、動揺、混乱の中にあるご家族は思いの全てを周りに伝えられるわけではありません。
時にはお互いの認識の違いで誤解や混乱を招くこともあります。
言われたことに疑問を感じながらもそのまま行って「そう伺ったので・・・」ではいけません。
「ああは言っているけれども、きっとこういうことなんだろうな」と察すること、
「ご家族の気持ちを考えるとこうしたほうがよいのでは」と考えること、相手に伝えることもすごく大事です。
「気遣い」は経験から得ることが多いと感じます。
現在当社に在籍している社員は皆中途採用で、前職は「葬祭業」「建設業」「介護職」「運送業」「農業」などと様々ですが、皆それぞれの前職での経験を活かした「気遣い」に長けています。
もちろん初めての職場としてこの業界に付かれる方はこの業界での気の使い方を一から学べるでしょうし、他の業種からの方もきっとこれまでの経験が活かせると思います。力仕事も大歓迎です!
気疲れはすると思いますが、わたしたちの「気遣い」はきっと憔悴しているご家族の力になり、きっと「ありがとう」の言葉が疲れを吹き飛ばしてくれます。
このように働く上での不安要素はチームとして仕事に取り組むことや仕事のやりがい、会社の努力でかなり解消されるのではないでしょうか。
他にも、ゆっくりと備品点検、斎場整備をしていたのに急にスイッチを切り替えて動きださないといけないこともあります。
でも実際に仕事をしていくと、これほど人に感謝され、人の役に立っていると実感できる仕事はそうないと思います。
葬儀や仏事は専門的なことだからこそ、私たちは必要とされています。
急な出来事だからこそ、私たちは必要とされています。
大切な家族を亡くした時、どうしたらよいか分からず、ただただ悲しい。今後のことも心配になります。
そんな悲しみ、動揺、心配の中でご家族は故人様を送り、供養していかなければなりません。
ご家族、ご友人が故人様を想い、偲びながら、肉体とのお別れの時までの時間を穏やかに過ごせるように、
そして、その別れ、悲しみから少しずつでもしっかりと前へ進んでいけるように、
私たちは必要とされています。
「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える。
「思い」は見えないけれど、「思いやり」はだれにでも見える。
その気持ちをカタチに・・・
これは東日本大震災後のTVコマーシャル等で流れていたメッセージです。
詩人、宮澤章二さんの「行為の意味」から引用されています。
私たちの「気遣い」「こころづかい」「思いやり」という行為は、今、目の前で悲しみに暮れている人の支えになります。
「あなたの力を必要としています!」なんてことをいうとどこかのキャッチフレーズみたいになりますが、
あなたの行為が誰かの役に立つことは間違いありません。
弊社は『誠心誠意 一生懸命』を社訓としています。
一生懸命、全力で仕事に向き合えば、きっと感謝の言葉が返ってきます。
誰かに感謝され、信頼されることは、自分自身の人生を豊かにしてくれます。
そんなに高いハードルではありません。
職場の見学でも、試用期間として体験的に働いてみることもできます。
「心配もあるけど、やってみようかな」と思った方は、ご連絡お待ちしております。
株式会社 公益社 代表取締役 平田 誠